キウス周堤墓群と同時期のエジプト、有名なツタンカーメン王の墓から『サビない鉄剣』が見つかり話題になっていました。最近になって隕鉄を使って作ったものだと判り、『隕鉄から刀剣を作ることができるか?』と日本で特別な道具を使用せず、炭のみの火力で製作できるか確かめられました。これには
岐阜県の関の刀鍛冶さんのご協力があってこそです!
①隕鉄を熱して砕き、玉鋼たまはがね様の鉄塊を作ります。
➁鉄塊を再加熱し、叩いて不純物を除去
③成形して仕上げる
製作結果は3振りの天鉄刀を作成することができたそうです。さらっと書きましたが、隕鉄は鉄隕石の中の4%のみの上に、原料となる鉄隕石を手に入れないといけません。現代もですが、3200年前は、どれほど貴重なものだったのでしょう。
天鉄刀は岐阜県各務原市にあるかかみがはら宇宙航空博物館でご覧いただけます。